イヌリンの血糖値への効果とは

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イヌリンは近年、注目を集めている成分で主に菊芋に多く含まれています。この成分は優れた健康効果や美容効果があることでも知られていますが、「天然のインスリン」と呼ばれている等、血糖値の減少に効果があることもわかってきました。

 

しかし、まだ知名度は低く、ご存じない方も少なくないでしょう。そこで今回は、イヌリンについてご紹介させていただきます。


イヌリンとは?

まず、「イヌリンとは何か?」というところからご説明させていただきたいのですが、イヌリンは食物繊維の一種で、タイプとしては水溶性食物繊維に該当します。

 

食物繊維は水に溶けやすい水溶性と溶けにくい不溶性に分類することができます。どちらも同じ食物繊維ではありますが、水溶性と不溶性はそれぞれ効果が異なり、不溶性の特徴は水に溶けることなく、体内で水分を含むことで膨張し、腸を刺激することで便通を良くする作用があります。

 

一方、水溶性の食物繊維は水に溶けることでフラクトオリゴ糖になることが確認されており、善玉菌のエサとなるため、体内の善玉菌を増やす作用があることがわかっています。

 

このことから、不溶性は直接的に働きかけるタイプであると言え、水溶性は不溶性に比べると間接的に効果を与えるタイプの成分であると言えるのではないでしょうか?イヌリンも水溶性に属していますから、水に溶けることで効果を及ぼす成分であるという認識を持っていただければいいでしょう。

イヌリンの効果について

次にイヌリンの効果についてですが、先程もご紹介した通り、イヌリンは水溶性食物繊維の一種になります。なので、水に溶けることにより、効果を発揮するタイプということができ、血糖値の上昇を抑制する作用を持っています。

 

イヌリンは体内に吸収されると腸内の水分を吸収することでゲル状に変化します。そして、ゲル状に変化した後、同時に摂取した糖分を包み込むことにより、糖の吸収を穏やかにする働きをしてくれます。

 

糖分の吸収が穏やかになるということは糖分を体内で分解してくれるホルモンであるインスリンの働きをサポートする形になりますので、結果的に血糖値の正常化を図ることも可能となるのです。高血糖のような血糖値が高い状態というのはインスリンの働きが摂り込んだ糖分を十分に処理できていないことから生じる症状です。

 

ですから、イヌリンのような成分と共に摂ることで糖分を処理可能な状態にしていくことはその意味でも十分な効果が期待できるのではないでしょうか?

イヌリンにデメリットはあるのか?

ご紹介した通り、イヌリンは血糖値の減少のみならず、体内の善玉菌を増やしてくれる働きを持っていることから、高い健康効果が期待できる成分です。しかし、一方で「デメリットはないのか?」というのも気になるところでしょう。

 

まず、結論から先に言うと血糖値に関するデメリットはありません。ですが、イヌリンを含む水溶性食物繊維の過剰摂取は腹痛や下痢を引き起こす場合もあります。水溶性は不溶性に比べるとリスクは少ないと言えるのですが、それでも食物繊維の摂り過ぎはこうした症状を引き起こす可能性も秘めていますので、摂り過ぎにはくれぐれもご注意ください。

 

イヌリンが多く含まれている食品は菊芋、ごぼう、たまねぎ、ニラなどですから、摂り過ぎということはあまり考えられませんが、覚えておいて損はないでしょう。

まとめ

以上、イヌリンについてでした。イヌリンは摂り過ぎに注意しなくてはいけない成分ではあるのですが、デメリットよりもメリットの方が多いので、積極的に摂っていきたい成分の一つです。

 

血糖値を下げる目的で食事療法に用いるのであれば、効果的な成分であり、使いやすい食材に多く含まれていますから、比較的利用しやすい点も優れていると言えます。その意味でもおすすめと言えるのではないでしょうか?